NEWS by 福岡自動車博覧会

渋滞回避や交通事故防止へ ITS普及の方策探る 福岡市でシンポ 実践例を紹介
2007-12-09 西日本新聞

 情報通信技術を生かした高度道路交通システム(ITS)の推進を図る「ITSシンポジウムin福岡」が八日、福岡市博多区の福岡国際会議場であり、参加者約百人が先進地や九州の現状と課題に耳を傾けた。開催中の「福岡モーターショー2007」の関連企画で、東京大学生産技術研究所ITSセンターと特定非営利活動法人(NPO法人)ITSジャパンが主催した。

 ITSは、渋滞回避や交通事故の防止などに役立つとして、今後も発展が期待される領域。

 シンポでは、名古屋大学大学院の森川高行教授(交通計画)が、愛知県で行われている二酸化炭素(CO2)を出さないように公共交通機関の利用促進などを提唱した市民参加型の環境改善の取り組み「環境ITS」を紹介。

 熊本大学大学院の溝上章志教授(都市計画)も、熊本市では電車とバスの乗り換えや街歩きの情報を携帯電話で得られる実践例について話した。また、西日本鉄道(福岡市)の担当者も、バスの現在位置情報提供サービスを報告した。

 パネルディスカッションでは「九州は集中豪雨が多いので、ITSを防災や高齢者支援にも活用してはどうか」「自動車産業の集積と東アジアとの連携を生かし、ITSの社会実験場をつくるのも面白い」といった議論が活発に交わされた。

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