大分県中津市のダイハツ九州が第二工場を稼働させることで、同社はダイハツグループの中で最大の生産拠点となる。2009年には福岡県苅田町の日産車体の新工場が稼働。トヨタ、日産、ダイハツの三グループが工場を置く北部九州は、年産150万台を超す世界有数の自動車生産拠点となる時期が目前に迫っている。
現在稼働しているトヨタ自動車九州(同県宮若市)、日産自動車九州工場(同県苅田町)、ダイハツ九州を合わせた生産台数は06年に初めて100万台を突破した。トヨタ自動車九州とダイハツ九州はそれぞれ、年産能力を50万台に増強する方針を打ち出しており、これが実現すれば、北部九州の生産能力は年160万台を超える見通しだ。
ただ、課題もある。官民でつくる「北部九州自動車150万台生産拠点推進会議」(会長=麻生渡福岡県知事)は、09年度に地元での部品調達率70%を目標としているが、自動車関連産業への地元企業の参入は進んでいないのが実情だ。
参入を促進するため、行政が自動車メーカーの社員やOBを技術アドバイザーとして中小企業に派遣する動きも本格化してきた。好調な自動車産業の波及効果を高めるためにも、参入率アップは急務といえる。