福岡アジア都市研究所(福岡市)と韓国の慶南発展研究院(昌原市)の研究員らによる韓国での自動車旅行調査チームは16日夜、同国内での走行実験を終え、釜山港から福岡市への帰途についた。運転した日本人研究者は「思ったより走りやすかった」と語り、カーナビゲーションのソフト開発などの課題も指摘した。
調査は日本から持ち込んだ自家用車と、釜山市内で借りたレンタカーの2台を使い、13日から韓国南部を走行した。
韓国で初めて自家用車(右ハンドル)を運転した九産大の辰巳浩准教授(交通計画)は「市街地は混雑して走りにくいが、郊外に出ると道路の整備状況がよく、日本に比べて走りやすかった」と評価。一方で「ナビゲーションが使えないのが不便だった。日本のシステムに対応するソフトが開発されるともっと旅行しやすくなる」と語った。
レンタカーを運転した福岡アジア都市研究所の野口誠主任研究員(町づくり論)は「保険料などを含め車両を船で運ぶのに約10万円かかり、一般旅行者には高い」とコスト抑制が必要との見方を示した。調査チームは今後、九州内で韓国人の運転による走行実験を実施し、本年度内に報告書をまとめる予定。