日産自動車は23日、国内最大の生産拠点である九州工場(福岡県苅田町)で、北米市場向け新型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ムラーノ」の本格的な生産を始めた。
この日、工場内で開かれた式典で、カルロス・ゴーン社長は「九州工場で日産の未来を担う車を生産していく。世界トップレベルの品質を実現しなければならない」と大勢の従業員を前に日本語で呼び掛けた。
ムラーノは、日本のほか世界約130カ国で販売し、発売から5年で50万台売れたヒット車。今回の2代目ムラーノは今月、ロサンゼルス自動車ショーで発表しており、先行販売される北米に日本から輸出する。
九州工場の年間生産能力は53万台。英国で製造し、日欧市場で売られている人気ミニバン「デュアリス」の生産を2008年から移管することも決まっている。
式典後、ゴーン社長は記者団に対し、新型ムラーノを投入する米国市場ついて「08年度の新車販売台数は良くても1600万台、最悪でも1550万台規模になる」との見方を示した。