日産自動車のカルロス・ゴーン社長を招いたパネルディスカッションが23日、北九州市小倉南区の北九州市立大であり、ビジネススクールの学生らと「困難を乗り越えて」のテーマで語り合った。約七百人が参加して会場は満員となり、ゴーン人気の高さをうかがわせた。
ゴーン社長が九州を訪れたのを機に「若い人と話す場を設けたい」と、北九州商工会議所や北九州市が企画した。
北九大、九州大(福岡市)、立命館アジア太平洋大(大分県別府市)の各ビジネススクールの学生四人が登壇。「国を超えた企業合併や買収が成功するには」との質問に、ゴーン社長は「ビジネスと文化を混同してはならない。文化の多様性を尊重しながらビジネスのゴールを目指すべきだ」と語った。
また、2007年3月期連結決算が7年ぶり減益となった点について「大きな変革の後、持続可能な成長に向けてギアを切り替える必要がある」と述べた上で、「ビジネスと人生は同じ。大事なのは長期的な動きを見据えることだ」と、今後の回復に自信を示した。