NEWS by 福岡自動車博覧会

日産・ゴーン社長 「九州で50万台回復」 来年度 エンジン生産 将来の課題
2007-11-25 西日本新聞

 日産自動車のカルロス・ゴーン社長は24日、西日本新聞のインタビューに応じ、九州工場(福岡県苅田町)の生産規模について「フル稼働が続いており、2008年度に50万台の水準になる」と語った。九州でエンジンなどの基幹部品を生産する可能性については「現時点はないが、議論の余地はある」と、将来の検討課題であるとの認識を示した。

 日産九州工場では年53万台の生産能力があるが、実際の生産台数は、03年度の53万台をピークに伸び悩み、06年度は35万台と低迷。本年度は新型車の投入効果などで40万台を超える見通し。08年度に50万台を超えれば、4年ぶりとなる。

 ゴーン社長は九州工場について「日産全体にとって極めて重要な工場。製品の品質が高く、輸出用の港湾が近くにあるなどコスト競争力も強い」と語った。

 また、九州工場敷地内に日産車体が進出を決めたのに伴い、九州工場全体の生産能力が09年度に65万台となることを受け、「日産グループでは世界最大の工場になる」と指摘。日産車体が北米向け車種を生産することから、輸出比率は現在の70%から「75‐80%に高まる」との見通しを示した上で、「九州工場は、全世界に向けたグローバル生産拠点の中心になる」と強調した。

 一方、九州にエンジン工場を建設するかどうかについては「どこでエンジンを生産するか、常に状況を見極めたい。九州で造れば物流コストが安く済む。行政から支援を受けやすい環境もある」と語った。

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