自動車メーカー各社の工場と地理的に近い福岡県京築地区の地域振興策を探るシンポジウム「自動車産業の発展と京築の未来」が三十日、同県行橋市のホテルで開かれた。自動車各社の幹部らによる講演があり、住民や企業関係者ら約二百三十人が参加した。
京築地区では、苅田町に日産自動車九州工場やトヨタ自動車九州苅田工場が立地し、隣の大分県中津市にダイハツ九州もある。今回のシンポジウムは、福岡県などが今年策定した地域構想を基に、自動車産業を地域にどう生かすかをテーマに企画した。
講演で、日産九州工場の斉藤淳副工場長は「人材確保や産業観光などで、地域との連携を深めたい」と語った。また、自動車部品メーカーの松本工業(北九州市)の松本茂樹社長は「自動車産業への参入は厳しいが、将来を見据えて挑戦してほしい」と、地場企業の参入を訴えた。